沖縄がエコロジー産業の発信地となれるよう環境事業に邁進
故郷であるここ沖縄で環境貢献事業を展開したいという強い想いがありました。地球規模の環境問題に取り組むためには、再生エネルギーが重要なのは言うまでもなく、私たちはそこに着目し事業を進めて参りました。その第一弾として、沖縄初となる「全戸個別供給型太陽光発電」のマンションを建設し、完売。第二弾として、今回のメガソーラー発電所の稼動に至りました。第一弾ですでに、太陽光発電が、塩害はもちろん風速70mクラスの台風に対しても盤石であることが実証されています。今後は、同規模のメガソーラーを県内で10基建設を目指して参ります。太陽光発電は、地球環境を守る最高のクリーンエネルギーでありながら、ビジネスとしても未知の可能性を持ち、今後が非常に楽しみです。
エコルミエール合同会社 代表役員 仲村 春善(なかむら しゅんぜん)
私たちは地元の企業だからこそ、地元の雇用にこだわる
最も重要なのがメンテナンスです。塩害はもちろん鳥の糞や雑草などの影響で、放っておけばパネルは10年で駄目になりますが、メンテナンスさえしっかりしておけば30年は持ちます。そして、この作業を地元の方々にお願いし、雇用を生み出す点に、私たちはこだわっています。ただ地元から土地を提供してもらうだけでは意味がありません。地元に、恩恵を還元してこその環境貢献事業なのです。これは、私たちエコルミールが、本土ではなく沖縄の会社であるがゆえに成就できると自負しております。今後、発送電分離の法整備に伴い、再生可能エネルギーの民間発電の需要がさらに高まり、電力の自由売買がクローズアップされていくのは間違いありません。その意味でも今後に期待しています。
国策に基づく事業として、全国に比べて沖縄展開のメリット大
環境貢献と言っても、ビジネスとして成り立たなければ意味がありません。2012年7月「再生可能エネルギー固定価格買取制度」が国策として始まったのが大きいですね。1kW当たり全国平均37円80銭の買取価格(2013年12月現在)のところ、沖縄「登川発電所」では42円で電力会社に販売できています。また日照時間が全国的にも長い九州に比べて発電量は比較的高いほか、年間の電力使用増減幅が小さいなど、沖縄におけるメガソーラー事業のメリットは非常に大きいと言えます。反面、考えられうるデメリット対策も万全です。登川発電所の建設に当たっては、特殊な鋼材選びや基礎の二度打ちに始まり、強風対策として暴風壁の設置や、全6,480枚のパネルはコンクリートで固定しフレームも強化するなど、頑丈な沖縄仕様を完成させました。
地球温暖化防止のために具体的・積極的に貢献できることに誇り
再生可能な新しいクリーンエネルギーとして、世界的にも開発が注目され、日進月歩で研究が進められている太陽光発電。私たちは、日本で実績のある芝浦グループより最新の技術提供を受け、沖縄の環境貢献事業を推進すべく、メガソーラー発電所建設事業を進めてきました。ご存知の通り、太陽光パネルを利用した発電は、CO2など地球温暖化の原因となる温室効果ガスは一切排出されません。このように、世界的にはもちろん日本でも今後大いに需要が高まるであろうメガソーラー発電事業に携わり、満を持してここ沖縄で始動にこぎつけられたことを誇りに感じています。これを機に、沖縄から世界に向けて環境保護を発信し、社会貢献につながらんことを心より願っております。